第76章

吐き出された菊地梅子は「わあっ」と泣き出し、悔しさをあらわにして訴えた。

「この子、私のこと食べた! 食べたのよ!」

「みんな同じ、捕まった幽霊なのにぃ……うぇぇん……これ、いじめだよぉ……!」

見栄っ張りは見えない圧に押さえつけられ、端で身動きひとつ取れないまま、冷たく笑った。

「殺すなら殺せ。やるならさっさとやれ。じゃなきゃ、お前らを一生祟ってやる」

両目は真っ赤。紬を、獲物みたいにねっとり睨みつける。

――次の瞬間。

蒼海がひょいと手を上げ、見栄っ張りの頭にゴツン、と容赦ないデコピンを落とした。

「俺様の弟子に、脅しかける度胸があるってのかよ!」

その一撃で、見栄っ張...

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